欧州屈指の美女デイジー・フォン・プレスの軌跡 (1)プシチナ城

プシチナ城

ポーランド南部のプシチナPszczynaという小都市には美しい古城(ミュージアム)があります。実際に富裕な大貴族が戦時中まで住んでいた大規模な館で、内装やインテリアに関してもここまで保存状態が良いものはポーランドにおいては希少です。
さて、プシチナ城博物館Muzeum Zamkowe w Pszczynieは一見するとパレスのような外観をしていますが、元々は城塞的な役割を持った建築であったことからポーランド語では城(Zamek)と呼ばれています。
シレジア地方のこのエリアを200年にわたり領有してきたかつてのプロイセン貴族プロムニツ家の城で、建築当初の平凡な中世の城に改築を行い優美なルネサンス様式になりました。1738年には大火事に見舞われて、その後の修復工事によって今度はバロック様式を採用しました。そして最後の大改装と増築(1870年から76年)の際にはフランスの宮殿建築を模倣し、現在の形になったのです。

大戦中から戦後にかけてポーランド国内の多くの宮殿や城は戦災や略奪などの被害を受けましたが、プシチナ城は第2次世界大戦中もほぼ無被害で残り、1946年からは博物館として公開されています。

このプシチナ城の家具・調度品は80%が元々ここにあったもので、先ほども述べたように同様の歴史的建造物が大戦とその後に進駐してきたソ連軍によって破壊され、価値ある調度品や家具が略奪されたという憂き目にあっていることを考えれば、このプシチナ城がほぼ無傷で残ったことの価値は非常に大きいといえるでしょう。城の周囲には48ヘクタールの緑豊かな庭園が広がっており、ヨーロッパ屈指の富裕な貴族フォン・プレス家の邸宅として風格が感じられます。いつ訪れても美しい景観を楽しむことができますが、一番おすすめなのはアザレアの美しい6月と一面に紅葉が広がる10月です。

ホッホベルク・フォン・プレス公爵夫人デイジー。 ビクトリア朝からエドワード朝の屈指の美女と言われた女性。

プシチナ城博物館

開館時間 ※チケット販売は閉館1時間前まで
1月 -3月 4月- 6月 7月- 8月 9月- 10月 11月
休館 11-15* 11-15* 11-15* 休館
11-15* 9-16 9-17 9-16 11-15*
9-16 9-17 9-17 9-17 9-16
9-15 9-16 9-17 9-16 9-15
9-15 9-16 9-17 9-16 9-15
10-15 10-16 10-17 10-16 10-15
10-16 10-17 10-18 10-17 10-16
  • ガイドなしの個人入館者のみ対象
  • 入館人数制限があります。(10分ごとに10名のチケットを販売します)見学できるのは次の部屋のみになります。
  • ヴィルヘルム2世の間
  • 城主の居室(Aparatament Pana Domu)とデイジー公爵夫人のサロン(Salon ks. Daisy)を除く2階の部屋休館日:
    12月~1月 復活祭第1日目 (2018/4/1)、聖体節 2018/5/31、11/1、11/11
    1~3月および11月の月曜日

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